2015年北陸新幹線が開通し、関東圏から金沢がぐっと行きやすい観光地になりました。
そのためテレビや雑誌で金沢の特集がとても増えたと思います。
多分それに洗脳されて「金沢に行きたい!」とずっと思っていたのですが、2022年11月末、やっと行くことができました。
数年に渡り思い続けてきたので、期待値が爆上がりしていたハズ。
それでもその期待以上の旅だったことに、思いかえすたびにじーんとします。
そんな素敵な金沢を有意義に観光していただくべく、絶対に行って欲しい観光地5選をご紹介します。
金沢絶対行きたい観光地5選

旅行に行くときは観光地の回り方、順序などをじっくり考えますよね。
これからご紹介する5つの観光地は周遊バスが通っているから気軽に考えて大丈夫。
歩くのに慣れている人なら街並みを眺めながら徒歩での移動もできちゃいます。
これら5つの観光地は実はコンパクトにまとまってるんです。
とはいえ各観光地では歩いて周るのが基本だから、移動はバスでいいかもしれません。
まず金沢駅を出たらその圧倒的なシンボル、鼓門をバックに記念写真を撮りましょう!
観光客がたくさんいました。
ベタですけど基本です!
金沢に来たぞって大いに実感できました。
人生初めてセルフィーを使用。
他の人を避けるために、下からあおる様に撮るといいですよ。
そうしたらバスターミナルの近くにある「東口案内所」で「金沢市内1日フリー乗車券」600円を購入します。
これで「城下まち金沢周遊バス」と市内各地を走る路線バス、「金沢ふらっとバス」一日乗り放題です。
周遊バスの路線地図ももらえるので、左回りのバスに乗るのか、右回りのバスに乗るのか確認してバスに乗ってください。
乗り場は案内所のすぐ近くです。
ちなみにこの乗車券はネットでも購入出来て、今回紹介する21世紀美術館と武家屋敷跡 野村家の入場料金が割引になります。
ネット購入はコチラ。
メールアドレスの登録とクレジットカードで購入できます。
近江町市場
金沢に着いたのがお昼近くなら、迷わずこちらに一番に訪れるべきでしょう。
まずは腹ごしらえ!
その名の通りザ・市場!
たくさんの海の幸が山盛りに並べられています。
ランチならここはやっぱり海鮮丼がオススメ。
海鮮丼を提供してくれるお店が数件ありますが、どこに入ってもまず間違いないです。
今回「刺身屋」さんに入りました。
上の写真がその時の海鮮丼です。
うにやのどぐろまで入ってます。
やっぱり市場の海鮮丼は違いますね!
ネタも大きいし新鮮。
ご覧のとおり盛り盛りです。
お新香味噌汁つきで3000円でしたがコスパはいい、と思いました。
私たちは二人客だったので割とすぐカウンター席に通されましたが、予約してるお客さんも多かったです。
人数多い場合は予約をした方がいいですね。
カニやホタテなどを売る店先では、網焼きでその場で食べられるサービスも提供していて、香ばしい匂いが漂っています。
生ガキの提供もあります。
注意して欲しいのは、ここは市場なので午後3時になるとほとんどのお店が閉まります。
土日であっても5時以降も営業している飲食店は少なかったです。
兼六園
キレイな日本庭園、くらいの知識で訪れたのですがまずその広さにびっくり。
なんと東京ドーム2.5個分だそう。
まさに回遊式の庭園。
大きな池や石垣を積んだ築山そして茶屋、見事な黒松の木々たち。
普段観光にでかけてもそんなに写真を撮らないんですが、もうここはフォトジェニックな景色がいっぱいで撮りまくりました。
プロのカメラマンさんを連れて、ウエディングフォトを撮っているカップルに2組も出会いました。
一つは白無垢の花嫁さん、もう片方は色打掛の花嫁さん。
どちらも素敵!
なるほど、一生に一度の記念写真を撮るのにここは最高の舞台です。
他にも長いレンズをつけたカメラをしょったグループにも会いましたし、きっと多くのカメラ好きが訪れているんでしょうね。
美しさに目を奪われがちですが、ここは大名たちが代々整備し続けて来た庭園です。
彼らが同じこの石橋を渡ったのかな、立派な松を眺めて歌詠みをしたんだろうか、まだ子供の時分にはこの築山を駆け上って遊んだのかしらと、歴史に想いを巡らせることもできて楽しかったです。
金沢21世紀美術館
チケットを購入して入場したら、まずコインロッカーに大きいカバンを入れる必要があります。
美術館の中はリュック程度のカバンでも持ち込みNGです。
スマホや小物を持ち歩きたい方は小さめのカバンが必要です。
そして美術館の案内図を手に入れましょう。
かなり広いうえに一方通行のところがあったり、全体を把握しておかないと目的の場所になかなか辿りつけません。
特にスイミング・プールがみなさんお目当てにあると思います。
新型コロナウィルスの感染拡大防止のため、2021年7月からプールの地下部への入場が予約制となっています。
事前予約と当日予約、両方ともネットで予約できます。
人気があるし人数制限があるので事前予約がオススメです。
予約した時間には余裕をもってプール入口まで行ってください。
そのためにもあらかじめプール入口の場所を把握しておきましょう。
ちなみに、前の人がキャンセルになってたりして人数に余裕があると、早めに入れてくれます。
地下プールに滞在できる時間は5分間です。
とある大学生くらいのグループが半分地下プールに入って、残り半分が地上プールからお互いを写真に撮っていました。
そういう楽しみ方もアリですね。
ここにはもう一つ特徴的な展示があって、それはタレルの部屋。
天井が正方形に切り取られていて空が見える部屋です。
壁際のベンチに腰掛けると自然に空へ視線が向きます。
ここはとても静謐です。
移り行く光の変化を感じながらしばらくじっと身をゆだねると、それだけで非日常感を味わえます。
是非体感してください。
入口もひっそりしているので見逃してしまうかも。
実際私は係員の人に場所を聞かないとわかりませんでした。
武家屋敷跡 野村家
石畳や土塀など、当時の面影が今も受け継がれている武家屋敷跡。
野村家はその中で唯一一般公開されている武家屋敷です。
年代を感じる建物と風情のある庭園が見事に保存されていました。
そして当時の刀剣、甲冑、多くの書物なども展示されています。
初めて釘隠しというアイテムを見ました。
長押や扉に打たれた釘の頭を隠すためだけのアイテム。
扇や花の造形をとっていてなんとも贅沢な品物だと思いました。
オシャレですよね。
2階にあるお茶室からその美しい庭園が一望でき、時代劇の撮影ができるほど世界感ができあがっています。
私たちが観覧中、イタリア人の20人くらいの団体観光客がやってきました。
彼らも熱心に庭園や刀剣、書物等に見入っていました。
外国人観光客向けガイドブック『ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン』に紹介されているそうです。
こういった歴史ある本物の資料は日本の貴重な財産ですね。
じっくり観察されていてこっちもうれしくなりました。
野村家を出た後も雅な日本を楽しむことができます。
石畳みと土壁に誘われる小道は、ちょんまげのお侍さんが角からひょっこり姿を現しても全く違和感がないほどです。
野村家の隣にある菓子工房たろうに是非立ち寄ってみてください。
かわいい和のスィーツがたくさんあります。
他では見ないお菓子ばかりなのでお土産に最適ですよ。
ひがし茶屋町
金沢文化を代表する茶屋街のひとつ。
金沢で一番買い物が楽しい街だと思います。
この情緒あふれる雅な街並みは、国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されていて、
ここもフォトジェニックな写真を撮影するには最適なスポットです。
着物をレンタルしたであろう女性の観光客が多く見られました。
お洒落でレトロな町家カフェ、伝統工芸品を扱うセレクトショップなどが立ち並んでいます。
金箔ソフトが有名な箔一もこちらにあります。
11月も終わるという時期なのに、金箔ソフトに行列ができていました。
確かにこれは見た目のインパクトがスゴイですよね。
記念に食べてみるのも一興です。
今回はソフトクリームは食べず、2階から通りを見下ろせるカフェに入り2階の席で和スイーツをいただきました。
古い建物をその古さを活かしてリノベーションしていて、他にはない雰囲気を醸しだすお店作りができています。
居心地がとてもよかったです。
ぶらぶらするだけでも楽しいのですが、こちらに並んでいる土産物屋もユニークで、基本そこでしか買えないものばかりです。
焼き物だと同じものを複数のお店で見つけましたが、ことお菓子となるとそのお店独自のものを売っているようです。
これ!とひらめいたらその場で買ってください。
一期一会です!

今回購入したお土産がこちら。
みんなユニークでしょ?
実際帰りに金沢駅でチェックしましたが、ここで見たお土産は駅のお土産コーナーにはありませんでした。
そして近くの浅野川を挟んだ主計(かずえ)町茶屋街にも、ぜひ足を伸ばしてみてください。
裏路地にもひっそりとお店があったりするので、一期一会がまたあるかも。
金沢観光地5選のまとめ

私が一泊二日で旅行した順番通りにご紹介してみました。
香林坊にあるホテルに泊まったので、二日目は武家屋敷跡からスタート。
練りに練った観光コースだったわけではなかったんですが、結果的に最適な順番でした。
初めて金沢を訪れるならこの観光地5選は絶対に外せません!
この5選は一日で周ることはできるけれど「行っただけ」に終わってしまうと思います。
なのでやっぱりこのコースなら一泊二日が最適ですよ。
この5つの観光地はゆったり観光するのが醍醐味ですね。
あとランチや夕食は是非小さいお店の暖簾をくぐってみてください。
大通りから一本奥に入ると隠れ家的な小さい店が結構あるんです。
こじんまりと営業しているので「あれ、入っていいのかな」って躊躇する間があるんですが、入って正解です。
1日目の夕飯、2日目のランチ、2件そういった感じでお店選びしましたが、2件ともとても良かったです。
是非金沢ならではの料理を堪能してください。
金沢よかったーよかったーって繰り返し言ってたら、この春休みに息子が一人旅で行ってきたんです。
しっかり堪能してきてくれたようです。
そしてたくさんお土産を買ってきてくれて、うれしかったし美味しかった!
それでも私のお土産と全く被ることなかったんですよね。
まだまだおいしいものがありそうです。
今度はいついけるかな。
今回のお供はこのガイドブックでした。
っていうかいつもこのシリーズなんですけど。
コンパクトだし、手に持っていてもサマになるのでおすすめです。
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